韓国、ソウルの中心にドローンを飛ばせる大型公園を設置

漢江ドローン公園
photo by culturenomics.tistory.com

 韓国の首都ソウルの中心を流れる漢江。その周辺に位置する大規模な公園に、ドローンを自由に飛ばすことができるエリアが設置される。ソウル市は6月25日から、クァンナル漢江公園の模型飛行場一帯の芝生エリア約27000㎡を「漢江ドローン公園」に指定し、運営していくとした。16日、詳細が明らかになった。

 ソウル市は、国土交通省、首都防衛司令部など関連機関と、安全およびセキュリティに関する協議を終え、模型飛行場一帯をドローン公園に指定するとした。模型飛行場の芝生エリアに設けられた漢江ドローン公園では、承認手続きなしに、12kg以下のドローンを150m未満の高度で自由に飛ばすことができる。

 ソウル市はまた、ドローン愛好家の使いやすさや考慮して、ドローン公園の入り口に案内センターを設置。スタッフを常駐させて、ドローンの利用法と安全関連の内容を案内する計画だ。なお安全上の理由から、ドローンを飛ばしたい利用客は必ず保険に加入するように規制する。

 同じ時間帯に飛行できるドローンの数は約30台と定め、管理する。飛行中の衝突・墜落事故で、人身事故や財産被害が発生するのを防ぐための措置だ。ドローン公園を利用するためにはインターネット予約システムを利用するか、もしくは現場で予約する必要がある。利用者が多い場合は先着順となる。

 漢江事業本部は、ドローン公園の運営状況を見極めながら、今年の秋には漢江ドローン大会も開催する予定だという。また、ソウル市は漢江ドローン公園をドローンだけでなく、各種先端テクノロジー機器の試験場として活用する計画だ。

 漢江事業本部の関係者は、「政府がドローン関連規制を破壊的に緩和し、ドローン産業の成長の可能性がより大きくなった(中略)漢江ドローン公園で、市民が安全かつ自由に楽しむことができるよう支援する」と語っている。

河鐘基

記者:河鐘基


1983年、北海道生まれ。株式会社ロボティア代表。テクノロジーメディア「ロボティア」編集長・運営責任者。著書に『ドローンの衝撃』『AI・ロボット開発、これが日本の勝利の法則』(扶桑社)など。自社でアジア地域を中心とした海外テック動向の調査やメディア運営、コンテンツ制作全般を請け負うかたわら、『Forbes JAPAN』 『週刊SPA!』など各種メディアにテクノロジーから社会・政治問題まで幅広く寄稿している。