【韓国・ソウル】橋梁点検にドローンを投入...点検精度の向上と経費削減に期待

ロボティア編集部2017年7月4日(火曜日)

 韓国・ソウル市は6月23日、高画質で撮影可能なドローンを使って、市中心部にある漢江大橋の安全点検を行う計画を発表した。漢江大橋は、1年に2回以上の定期点検、また1~3年に1度、専門業者が精密点検を行っていた。しかし点検作業は水の上にバージ船を浮かべ、クレーンを使うため、人の目だけでは細かく確認できないという問題があった。

 今後はドローンを活用した点検を通じて、橋の鉄橋や、上板の側面、水上橋脚など、人の目で確認できない部分まで精密に点検できると期待されている。また今回の点検により、韓国国内では今後、ドローンを活用した点検範囲が広がると見られている。なお点検に使用されるドローンに搭載されたカメラは「4K UHD」で、2000万画素に相当する。

 ソウル市は16年3月に「ドローン活用調査領域」を作成し、今年3月に「聖水大橋」と「千戸大橋」で試験点検を実施。その結果、漏水、コンクリート破損・亀裂、ペンキの剥がれなどを発見した。また2017年7月には韓国施設安全公団とともに、ドローンを使用して「幸州大橋」を点検する予定で、その結果を通じて2018年から漢江大橋に20台のドローンを配置して点検を行う方針だ。

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