スマートロボット×物流の未来とは!?オンタリオ州の最新事情

スマートロボット×物流の未来とは!?オンタリオ州の最新事情

Written by Dr. Robert A. Ulmer

Posted date:2016.07.25

 物流のインダストリー4.0をけん引するオンタリオ州の強み

 クラウド・コンピューティングやモノのインターネット(IoT)、モバイル、ビッグ・データといった、多くの相互接続されたテクノロジーのおかげで、現代のロボットの技術は、より実践的なレベルへと引き上げられているとドレクスラー氏は指摘します。

「例えば、もしも携帯電話が存在しなければ、我々はオットーを作っていなかったでしょう。携帯電話に使われているリチウムイオン電池の開発が大転換をもたらしたのでした」

 こうした動きの中にいるプレーヤーは、クリアパス社だけではありません。オンタリオ州グリムスビーにあるシムコープ・オートメーション社(Cimcorp Automation Ltd.)のリック・トリガティ社長によると、この業界では、倉庫管理、流通、製造において多くの包括的で徹底したソリューションが見られるといいます。そして、同社の開発事業を支えるために必要なリソースが地域で不足していることはないといいます。

「当社は、巨大な自動車産業、鉄鋼産業を基盤とした地域に拠点を置いています。部品や原材料などを調達するにあたり、地元にはリソースが豊富にあります。自動車産業に供給する多くの機械工場があり、彼らは取引の獲得に積極的です。さらには、ハイテク分野の優れた労働人材も揃っています。オンタリオにはエンジニアリングとテクノロジーのコースをいくつも備えたカレッジと4年制大学が少なくとも7校あり、優秀な人材が輩出されています」と、トリガティ社長はオンタリオ州のロボット産業の環境について強調します。

 こうした要素のすべてが集まることで、まったく予期しないような魅力的なロボットのイノベーションにつながっているのです。ドレクスラー氏が言うように、「インダストリー4.0は物流の世界にも到来している」のです。

おわりに

 このように、オンタリオ州には、インダストリー4.0時代のロボット開発に必要とされる様々な要素が揃っています。パートナー企業の開拓や研究機関との共同開発など、様々な連携のあり方が可能です。日本企業の皆様にも大いに貢献できると期待しております。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

■寄稿者プロフィール

ロバート・A・アルマー(Dr. Robert A. Ulmer)

オンタリオ州政府在日事務所代表 兼 カナダ大使館参事官(商務)。オンタリオ州トロント出身。30年余年の間、日加間の国際ビジネスをはじめ、幅広い分野にわたり、日加交流の架け橋を担う知日派。2006年から現職。

オンタリオ州政府在日事務所について

オンタリオ州政府在日事務所(Ontario International Marketing Centre、東京都港区カナダ大使館内)は、日本とオンタリオ州の貿易・投資促進を図る目的で2006年2月に開設されました。同在日事務所は、日本企業の投資誘致活動、オンタリオ企業・輸出業者への支援、日本の行政・媒体関係者の協調関係を深めるなど、様々な活動を通じてオンタリオ州の産業、ビジネスを紹介し、日加間のビジネス交流・貿易の促進に取り組んでいます。

・オンタリオ州の投資全般に関する情報 インベスト・イン・オンタリオ(英語)
URL: http://www.investinontario.com/

オンタリオ州への進出・投資に関するご相談・お問い合わせにつきましては下記までご連絡をお願いいたします。

オンタリオ州政府経済開発省 日本広報窓口(株式会社トークス内)
Email: ontario@pr-tocs.co.jp

1 2 3