体の不自由な患者の食事をサポートするロボット・オビ(Obi)

ロボティア編集部2016年7月20日(水曜日)

 体が不自由な患者の食事をサポートするロボットアーム「オビ(Obi)」が、本格的に販売開始された。

 オビはスプーンを利用し、体の不自由な患者の食事をサポート。4つの料理からひとつを選んで、口に運んでくれる。操作方法は、ユーザーが食品の選択ボタンや移動ボタンを選択する、もしくは音声で命令を下すというもの。バッテリー持続時間は2〜4時間で、充電器と2つのスプーンが付属している。価格は4500ドルだ。

ロボットアーム・オビ
photo by meetobi.com

 もともとオビのプロトタイプは、2006年にデイトン大学のジョン・デーカー(Jon Dekar)氏が開発した。その後、彼は2010年にDESINという会社を設立。商用化の用意を進めてきた。実に10年越しの販売実現となった。