ドイツ、自動走行車にブラックボックスの設置を義務化の方針

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 ドイツ政府が、自動走行車へのブラックボックス設置を義務づける法案をつくる。7月5日に、米国で発生したテスラ車の自動走行(オートパイロット)モードでの事故を受け、自動走行車の安全確保と、事故の原因究明に対する圧力が高まったからだ。

 7月19日、海外各メディアが報じたところによれば、ドイツ交通部が、自動走行車を開発するメーカーに対し、ブラックボックスの設置を義務化する法案を推進しているという。法案は、自動走行システムの動作時、手動運転時、自動走行から手動に切り替えた際など、それぞれの状況を保存するブラックボックスを、基本的に設置することという内容を反映する。車を誰が運転していたかを明確にし、責任の所在を突き止めるためだ。

 ドイツ運輸省長官のアレクサンダー・ドブリント氏は「法案を用意しており、他の関連省庁に送り、検討と意見聴取を行う予定」としている。

 法案はまた、緊急時にすぐに手動運転に切り替えることができよう、運転手が運転席にいなければならないなどの内容も明示することが分かった。

 ドイツには、世界大手自動車メーカーであるフォルクスワーゲン、ダイムラー、BMWが本社を置いているが、政府はこれら企業が、自動走行車市場でもリーダーになることを望んでいる。ドイツの自動車メーカーのほとんどは、第1段階として、運転者が搭乗する自動走行車を開発している。またドイツのメルケル首相は4月、ドイツの自動車メーカーに対し、自動走行車関連の政策実施に必要な業界の意見を提出するように求めた。