ドイツのドローン専門企業・マイクロドローン(Microdrones)が、ドイツライフガード協会(DLRG)とともに、水に落ちた人を救うための技術をテストしている。同社のドローン「md4-1000」は災害現場に飛んでいき、水に流されたり、孤立した生存者に救命胴衣など物資を届ける任務を担うことになる。
マイクロドローン社製のドローンは時速80kmで飛行することができ、また搭載されたセンサーで生存者の位置を確認する。海外メディアは、わずか数秒で生存が左右される水難現場において、ドローンが大きな力を発揮するだろうと分析している。
マイクロドローンのマーケティングディレクターであるMike Dziok氏は「災害現場の場合、飛行するのが難しい悪天候の中で救助が進められる必要があり、より安定性が備わる必要がある。(同社のドローンは)濡れた砂や塩気、また風が激しい地域でも活動可能な物理的特性を備えており、救助活動に適している」と強調した。