DJI製ハイエンドドローン・M600が暴走、専門家たちも懸念の声

ドローン_DJIM600_暴走
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 DJI製ドローン・M600が暴走するシーンを収めた動画が公開され、一部の専門家の間で問題視されている。先日、とあるFacebookユーザーのタイムラインに、同機が暴走した動画(後に削除、下の動画は別の動画)、および当時の状況をまとめた文章が公開された。概要は以下の通りだ。

「97年からRCショップを経営してきて、数多くの状況を経験してきました。これまで、噂で聞いていただけのようなこんな出来事がまさか目の前で起こるなんて…。

 M600はほとんど組立が完成しており、別段(こちらで)やることはありません。同機の取り扱いは4台目ですが、こんな状況が発生しました。

 分かり切ったことでしたが、DJI側は『こちらの責任はない』と話しています。結局、わたしの失敗ということに…。私はドローンを始動させただけなのですが…。

 M600は全体の長さが167㎝で、直撃すれば無事ではいられない機体です。この機体は研究所に納品予定の機体でしたが、もしテストなしで納品していれば大事故が起きていたかもしれません。

 わたしは個人ユーザーではありません。長い間、DJI製品を取り扱ってきた立場です。『こんなこともあるのか』と諦めようとも考えました。しかし、修理もできませんし、約64万円の機体をどうすることもできずにいます。

 最低限、こちらのミスではないということだけでも認めてもらって、DJIから謝罪を受けたいと考えています。お金はまた稼げばよいですが、こちらのミスだとは認めることはできません。

 もし一般人であれば、トラウマで二度と操縦機を握れないかもしれません。私はそれでも、M600を販売して(ショップを)運営しています」

河鐘基

記者:河鐘基


1983年、北海道生まれ。株式会社ロボティア代表。テクノロジーメディア「ロボティア」編集長・運営責任者。著書に『ドローンの衝撃』『AI・ロボット開発、これが日本の勝利の法則』(扶桑社)など。自社でアジア地域を中心とした海外テック動向の調査やメディア運営、コンテンツ制作全般を請け負うかたわら、『Forbes JAPAN』 『週刊SPA!』など各種メディアにテクノロジーから社会・政治問題まで幅広く寄稿している。