Googleがドローンを利用したオンラインショッピングおよび配送分野に強い意欲を示している。 7日、ウォールストリート・ジャーナルなど各メディアが報じたところによると、Googleの親会社アルファベットは、ドローンを使った食品・飲料オンライン配送サービス「ウィングマーケットプレイス」(Wing Marketplace)を準備中だという。ユーザーは6ドルの追加料金を払うことで、サービスを受けられる見通しだ。
これまで、アルファベット傘下のテクノロジーラボ「Google X」が、ドミノピザ、ホールフーズ(WHOLE FOODS)など、飲食系サービス企業とコンタクトをとっていることが分かっている。スターバックスとも交渉を進めていたが、ユーザー情報の使用に関する方針で交渉が決裂。こちらは破談したと言われている。
アルファベットは、長年かけてドローン配送計画「プロジェクトウイング」を進めてきた。9月には、メキシコ料理大手チポトレ・メキシカン・グリル(CHIPOTLE)のブリトーを、バージニア工科大学に配達することに成功している。
アルファベットは、商業用ドローンを使った配送サービスの開始を17年としたことがある。ただ、そこまでの道のりは長そうだ。肝心の配達用ドローンの性能も、まだ完璧ではないという指摘がある。元Google X関係者も「Googleのドローンが繰り返し壊れたり、道を見失ったり、電源が切れたり、木に着陸したりした」と事情を説明している。
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