米ネバダ州に拠点を構えるドローン企業・フラーティー(flirtey)が、米連邦航空局(FAA)の承認を得て、船上から陸地に医薬品を届けるための初のテスト飛行を終えた。
今回のテスト飛行は、大規模災害の影響で医薬品の陸路輸送が難しくなるケースを想定し、海上から陸に医療品を供給するテスト飛行が行われた。
テストは、フラーティーとジョンズ・ホプキンス大学の研究者たちが共同で実施。災害救援NPO「フィールド・イノベーションチーム」、国連人道支援事務所((UNOCHA)、ライアンメディアラボ、ニュージャージー州技術研究所などが参観した。
フラーティーのマット・スウィーニー(Matt Sweeney)CEOは「船上から海岸へのドローン配送は人道主義的な必要性もあるが、家庭用商品の配送など商業的需要もあるだろう」とコメントしている。
ちなみに、フラーティーが拠点を構えるネバダ州は、有人ドローン(ドローンタクシー)のテスト飛行なども許可しており、関連企業の誘致に積極的。航空産業の後押しを活発に行っている。
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