世界経済フォーラムが提案「AI・ロボット時代」を生き抜くための16種類のスキル

世界経済フォーラムが提案「AI・ロボット時代」を生き抜くための16種類のスキル

Written by 河鐘基

Posted date:2017.01.16


WEF_21世紀のスキル

photo by New Vision for Education(WEF)


 ロボット、人工知能、ビックデータ、IoTなど先端テクノロジーがもたらすだろう第4次産業革命(インダストリー4.0)は、労働市場にも大きな変化をもたらすとされる。そこで重要になるのは「どのような能力を啓発するか」、つまり教育分野の価値だ。

 世界経済フォーラム(以下、WEF)は、社会の変化が迫る現在、“特定の個人”だけではなく、すべて人々にとってスキルの啓発が重要だとアナウンスしている。WEFが重要だとするスキルには、文章読解や数学的リテラシーのような「基礎技術(foundational skills)」だけでなく、協力、創造性、問題解決力など「能力(competencies)」、一貫性、好奇心、主導性のような「人格的能力(character qualities)」などがある。そしてそれを継続して学ぶ「生涯学習(Lifelong Learning)」の重要性を説く。なお、WEFは「21世紀のスキル(21st-Century Skills)」として、以下のよう16種類の中心的なスキルを提示している。

■基礎技術(foundational skills)
読解力、数学リテラシー、科学リテラシー、ICTリテラシー、財政リテラシー、文化および市民リテラシー

■能力的資質(competencies)
批判的思考/問題解決能力、創造性、コミュニケーション能力、協力能力

■人格的資質(character qualities)
創造性、主導性、一貫性/チャレンジ精神、適応力、リーダーシップ、科学および文化的素養

 なお、全世界のグローバル企業の人事担当者、および戦略企画担当者に「2020年に労働者が備えるべきもっとも重要な技術は何か」とその展望を聞いたところ、「複雑な問題解決能力」、「批判的思考」、「創意力」、「人間の管理能力」、「他人との協調」、「感性的知能」、「判断と意思決定能力」、「サービス志向性」、「交渉能力」、「認知の柔軟性」などを挙げた。これらは、上記に示された16種類の主要な能力に含まれるものである。特に、「能力的資質(competencies)」、「人格的資質(character qualities)」分野への注目が高い。

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参照
New Vision for Education(WEF)
The Future of Jobs(WEF)
NILE