遺伝子操作×ロボット…未来学者が予想する新人類「トランスヒューマン」とは!?

ロボティア編集部
ロボティア編集部

 科学技術の発達で、人間の身体機能は完全に再現されようとしている。臓器は人工的につくり出すことができはじめており、また手足はロボットアームなど外骨格ロボットで代替されはじめている。また人類は、遺伝子再配列および複製機能を通じて、新たな命を「デザイン」することができる段階に入った。 2001年、人間のすべてのDNAの情報が解析されて以来、人間の“ゲノム地図”はより完全な形でつくられつつある。

 幹細胞研究とナノ・バイオテクノロジーの研究は、日進月歩で進んでいる。倫理的な観点や法制度との軋轢があるため、まだクローン人間はつくられていないが、今後、遺伝病を克服した優れた遺伝子でつくられた赤ちゃんを“デザイン”することも可能だという説がある。人間の脳の解明も進む。米国、EUなど先進国はここ数年の間に、国家レベルで「脳の地図」を研究・成果を上げている。

 昨年、米ワシントン大学と英オックスフォード大など国際共同研究グループは、大脳皮質を180個の領域に分割し、その機能をまとめた脳地図を科学学術誌ネイチャーに発表した。研究者たちは、既存の脳地図で機能が明らかにされていない97個の領域の役割を調べた。

 現在、コルデイロ教授が10年前に主張した「トランスヒューマン」が誕生する日が少しずつ近づいている。コルデイロ教授は、ホモサピエンスが今後、トランスヒューマンを経て、最終的に不変不滅な人生を送る新しい種「ポストヒューマン」になると予測している。自然の法則による進化ではなく、人間が自らつくり出す技術と規則によって、新しい種が誕生するというのだ。

 なおコルデイロ教授は、2029年になれば、人間の脳よりも高速なコンピュータが出てくると予想している。もう十数年後の話である。それから先、一世紀後の人類ははたしてどのような姿になっているのだろうか。