てんかん手術を大幅時間短縮...脳神経疾患の治療にロボット・AI実用化へ

 脳神経系疾患への最新技術の適用の試みは、スウェーデンのルンド大学でもなされている。同大学のヘンリク・ヨンテル(Henrik Jörntell)氏は、イタリアの聖アンナ高等師範学校バイオロボティクス研究所のカロジェロ・オッド(Calogero Oddo)氏と共同で人工の感覚機能付きの義指を開発。義指がどのような感覚を持つのかを探る一方、触覚のバーチャル体験時において、健康な脳内で神経がどう作用し、脳がどう情報を解析するのかに着目しつつ、アルツハイマー病や脳梗塞などの病気治療への応用を想定した研究を進めている。

 脳神経系疾患には原因不明であるがゆえに、治療法が確立されていない病気も少なくない。人間の医師にとってほぼ不可能な脳神経系領域にロボットやAIなどの最新技術が介入することで、治療法に活路が見出されていくかもしれない。

大澤法子

記者:大澤法子


翻訳者・ライター。1983年、愛媛県生まれ。文学修士(言語学)。関心分野は認知言語学、言語処理。医療・介護分野におけるコミュニケーションに疑問を抱いており、ヘルスケアメディアを中心に活動中。人間同士のミスコミュニケーションに対するソリューションの担い手として、ロボット・VRなどがどのような役割を果たし得るかを中心に追及。

https://roboteer-tokyo.com/about