韓国ヒュンダイ自動車がウェアラブル・ロボットを開発中

ロボティア編集部
ロボティア編集部

米マサチューセッツ工科大学(MIT)の「チーター」

ヒュンダイ自動車がヒョン博士の獲得に力を入れたのは、彼の経験と知識のためだった。ヒョン博士は「ウェアラブル・ロボットの父」と呼ばれる米カリフォルニア大学バークレー校ホマユン・カゼルーニー(Homayoon Kazerooni)教授の弟子だ。世界で最も“速い” ヒョン博士はロボットとして知られる米マサチューセッツ工科大学(MIT)の「チーター」の制御技術開発にも参加した。チーターの動画は、日本でも多くのメディアによって取り上げられた。時速100kmで走り、障害物を自在に飛び越える姿は、本物のチーターさながらである。

ヒョン博士の合流により、研究チームは会社の経営陣オーダーした予定より2年早く、ロボットを開発してみせた。ヒョン博士は、過去に医学部で勉強した経験も持つ。蓄積された人間の知識がロボット技術に融合され、開発期間が繰り上がったのだそうだ。ヒョン博士は「ロボットの自然な動きを実現するためには、センサーから収集した膨大なデータを高速処理することが重要だった」とし「この問題は、米ナショナルインスツルメンツ(NI)の設計ツールとモジュールで解決した」と話している。

ちなみにNIは、アメリカ合衆国オースティンに本社を置く計測器・制御のメーカーである。同社HPによれば「自律走行車両の設計からロボット設計理論の教育にいたるまで様々な分野に対応する直観的で生産性の高い設計ツールを提供」しているそうで、「NI LabVIEWグラフィカルプログラミング言語を使用すると、センサー通信や障害物回避、経路計画、運動学、操縦などを高度に抽象化することで、複雑なロボットアプリケーションでも簡単にプログラミングすることができる」という。

 H-LEXは、足に力を供給する“増幅モード”、転倒を防止する“負傷防止モード”、自ら歩くことが難しい人サポートする“歩行モード”など、さまざまな機能を設定することができる。スマートフォンやタブレットPCなどモバイル機器とも連動し、着用者がモードを変更したり速度を調整することが可能で、歩く姿勢や負担が加わる部位など個人健康情報も確認することもできる。