平昌五輪の聖火ランナーにヒューマノイドロボットを抜擢!...オリンピック史上初

ロボティア編集部2017年12月14日(木曜日)

平昌冬季五輪の聖火リレーに複数のヒューマノイドロボットが登場した。12月12日、40日目を超えた聖火リレーが韓国・大田エリアで進行されるなか、韓国・理系最高峰大学・KAISTでつくられたロボットが走者として登場した。

まず人間から聖火を渡されたのは、「DRC-HUBO(以下、HUBO)」だ。数年前、DARPAが開催した災害用ロボットの世界競技大会で、世界の強豪を押しのけ優勝を果たしたヒューマノイドロボットである。

五輪のロゴが入った帽子をかぶったHUBOは、開発者であるオ・ジュンホ教授に聖火を渡すと、オ教授はそれを数十メートル先に待機していた「FX-2」に渡した。FX-2は映画アバターやエイリアンに登場する外骨格ロボット、もしくはガンダムと少し似たデザインのロボット。高さは2.5m、重量は280㎏である。今回、FX-2の操縦席に乗り、聖火を届けた操縦士は中学生だった。

オリンピックの歴史上、はじめて聖火ランナーとなったHUBOとFX-2。聖火も無事に受け継ぐことに成功し、駆けつけた観衆の評価も上々だったようだ。