英国・ブラッチフォード(Blatchford)社が、スマート義足「リンクス(Linx)」を開発した。膝と足首の部分に統合制御装置を装着、ふたつの関節を着用者と環境に合わせて調節できる製品だ。
リンクスは、膝と足首の間に複数のセンサーが装着されていて、周囲の環境・地形のデータが収集される。通信プロトコルはBluetoothを利用。中央プロセッサとモーション統合知能ソフトウェア「Mi2(Motion integrated intelligence)」を活用して、膝と足首の位置を調整する。
ブラッチフォード社CTO、サイード・ザヘディ(Sayeed Zahedi)氏は、「平地歩行、階段、斜面を登る、立つ、座るなど、人の姿勢に応じてセンサーが周囲の環境を認識して、スマート義足が調整される」と述べる。またスマート義足を着用すれば、腰の痛みや歩行中の転倒が起こらないと説明している。