日中韓のニュースに見る”アジアロボット革命”の兆候

ロボティア編集部
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ロボット_中国
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 また、韓国においてや医療分野のロボット開発が進む。コーヨン・テクノロジーが独自開発した脳手術ロボットが市販を控えている。半導体装備メーカーのコーヨン社は、保有している3D測定検査技術を利用して、脳の内側を見ることができるように医療ロボットを製作した。同社は韓国・食品医薬品安全処から医療機器許可を得るとともに、アメリカ食品医薬品局(FDA)の承認を経て、今年第4四半期から医療機器を納入する計画だ。

 中国では現在、国策としての支援を得えたロボットメーカーが勃興しはじめている 。昨年、中国の産業用ロボット販売量は前年比16%増しの6万6000台を記録した。同時期の北米や欧州が11%、9%の増加にとどまったのと比較すれば、おどろくほどの成長ぶりだ。

 中国ロボット産業連盟によると、中国は 2013 年から2 年連続で世界最大のロボット消費市場となり、使用機数では世界の販売台数の約4分の1を占めまでになったという 。加えて、海外のロボット企業に対する買収合併や投資への参入も、このところ急増している。

 中国最大の家電メーカー、ミデア・グループ(美的集団)がドイツの産業用ロボットメーカーであるクーカ(KUKA)に買収案を提示する準備を進めている。クーカは、アメリカと欧州市場で1位を走る産業用ロボットメーカー。ミデア・グループはクーカのロボット技術を通じて市場進出を積極的に図る戦略だ。

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 中国はすでに、世界最大の産業用ロボット市場となっている。ロボットの研究開発や設計、生産製造、工学応用、部品提供などに従事するロボット企業はすでに500社を超えている。ロボット技術は日増しに成熟し、工業界において幅広く応用されている。今後の産業ロボットへの需要の拡大、 ロボット産業の急速な発展が見込まれる中国にとって、関連部品の現地生産による産業用ロボットの国産化は急務となっている。