去る21日、米連邦航空局(FAA)が、産業用ドローン(commercial drone)飛行ガイドライン「パート107」を確定した。ガイドラインが定まったことにより、今後、より多くの人々が産業用ドローンを使用するだろうと予想される。
ガイドラインによると、産業用ドローンが飛ぶことができる最高高度は地面から400フィート(約122m)。もし周りに建物がある場合、建物の上から400フィートまでの高さで飛行可能となる。重量は55ポンド(25kg)を超えることはできない。規定された最高速度は、時速100マイル(約161km)だ。
またパイロットは、ドローン飛行のために、かならず十分な視野(visual line of sight)を確保しなければならない。建物内や、屋根がある車両内での飛行は制限される。人の頭上の飛行も禁止される。
商業用ドローンは、昼間の時間だけオペレーションが可能で、衝突防止装置が付いたドローンは日の出前30分、日没後30分まで各々延長飛行が可能となった。
ガイドラインによると、無人航空機(UAV)を操縦するためには、米連邦航空局が承認した試験場で、航空・運航に関する試験に合格しなければならない。年齢としては、16歳以上が産業用ドローンに関する飛行資格を持つことが可能。あるいはその免許を持つ人物の監督下でのみ飛行資格が与えられる。それ以下の年齢は、運行資格が制限される。