センサーで不審者も自動認識!ドバイ「無人パトカー」導入へ

ロボティア編集部2017年6月29日(木曜日)

 UAE・ドバイ警察庁は28日、自律走行するパトカーを開発する計画を発表。また開発のために、シンガポール企業・OTSAWデジタルと提携関係を結んだと明らかにした。

 ドバイ警察庁はOTSAWデジタルが開発した警備用自動走行車「O-R3」を基本モデルとし、ドバイの実情に合わせたパトカーの研究・開発を進め、実際のパトロール業務に投入していく計画だ。

 O-R3の重量は約80㎏。車体後部にはドローンを搭載する。地上および上空から警備対象者を追跡して、顔写真などデータを撮影・収集することができる。

 ドバイ警察庁側は「自律走行型のパトカーには、警察庁の指揮統制室と接続されたカメラ複数台、また検出した状況を撮影して送信する機能が搭載されるだろう(中略)認識センサーを使って、挙動が不審な人物、指名手配犯、事故車などを洗い出す」と説明している。

 自律走行型パトカーの試験モデルは、今年10月にドバイで開催される情報技術展示会「GITEX」で披露される予定。なおドバイ警察庁は先月5月に、屋内外をパトロールして不審者や緊急状況を検出する「ロボット警察」の運用を開始している。

photo by OTSAW Digital ウェブサイト

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