米で人工知能による税務サービス提供へ…税理士は必要なくなる!?

米で人工知能による税務サービス提供へ…税理士は必要なくなる!?

関連ワード:AI IBM IBM Watson 労働代替 税務

Written by Shinji Ikematu

Posted date:2017.02.03

ワトソン_人工知能_年末調整
photo by ibmphoto24

 複雑な年末調整の作業を、人工知能(AI)が代替してくれるサービスが米国で登場する。米税務コンサルティング企業・H&Rブロックが、IBMとパートナーシップを締結。税額控除や還付など複雑な税務サービスに活用する計画だと、米国各メディアが報じた。

 ワトソンは74000ページ分の米連邦税法と数千件の税金関連質疑、60年分の所得税申告書などを学習した後、来週からH&Rブロックの拠点100カ所以上で、税務サービスを提供する予定となっている。

 ワトソンは顧客の相談内容をもとに、クラウドサービスを利用して税額控除を計算。税理士の業務を支援する役割をはたす。H&Rブロック側は、スーパーボールの中継時間に60秒のTV広告をうち、新サービスを紹介する予定だ。

 一方、ワトソンの導入をきっかけに、税理士の仕事が奪われるのではないかという懸念も出ている。当事者であるH&Rブロックのジョージ・ガウステロ(George Gaustello)氏は、「税法は変わり続ける(中略)(AI)システムを絶えず訓練する必要があるため、税専門家が先頭かつ中心部にいることになるだろう」と懸念に反論している。

【関連記事】農民工からロボットへ…中国最大の工場地帯ではすでに8万人以上を代替
【関連記事】韓国政府機関が報告「2025年に1800万人以上の労働者がAIロボットに代替される」
【関連記事】AI導入企業ランキング…欧米より中国・インド勢が先行
【関連記事】MITメディアラボ・伊藤穰一所長らがWEF2017で議論…「人工知能の民主化と道徳」
【関連記事】韓国の次期大統領候補・李在明「AI・ロボット時代にこそベーシック・インカムが必要」…実践示唆

参照
ibm.com
theverge.com
fortune.com